阪神 芝3000m G1

第82回(2021)菊花賞 予想【AIラップ解析】

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ラップ解析ソフト Monarch によるラップ分析の公開情報です。位置取り想定、ラップ適性、ラップバランスチャート、馬場適性の各種解析項目と Monarch が下した適性総合評価を公開しています。

※現在、各種解析項目も最新のモノに更新されています。
 古い解析情報しか表示されない場合は、
 ブラウザのキャッシュをクリアする等して
 Webページに最新情報が表示されるように
 してみて下さい。

 なお、登録段階には少しエラーがあったようで
 最終的な解析結果とは少しズレがあります。

今週のその他のレース情報

2021.10.24(日)菊花賞のデータ自動印と全てのレース(新馬・障害除く)のハイブリッド指数と自動予想印・一部特別戦のラップ解析情報はコチラ

2021.10.23(土)富士Sデータ自動印と特別戦の解析・全てのレース指数結果はコチラ

富士ステークス(2021)Monarch による解析結果はコチラ

Monarch 解析結果からの好走例はコチラ

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菊花賞(2021)各種解析結果

位置取り指数ランク

2021 菊花賞 位置取り指数ランク
(出走各馬の位置取り指数です。文字通り当該レースにおけるそれぞれの馬の位置取り(脚質)順をソフトが想定したものです。『指数』という言葉に釣られて、一般によくあるスピード指数などのいわゆる『強さ』の指標と勘違いされる方が非常に多いですが、全く違いますので注意。)

位置取り指数・位置取りタイプの意味や一覧の見方はコチラ

見ての通り、ワールドリバイバルが位置取り指数トップですが、
補助値は2位。

指数2位のエアサージュの値がかなりワールドリバイバルと競っており、
補助値の方ではエアサージュが1位なので
Aタイプ想定に関してはかなり微妙です。

ペース想定に関しては、
後述する通り、過去ラップを見ても確定的なコトが言いづらいのですが
今回のこのレースは、
ややスローぐらいで落ち着くのではないかと
今のところ Monarch は想定しているようです。
  

菊花賞 過去ラップ一覧

簡易版

2021 菊花賞 過去ラップ一覧 簡易版
(過去10年の当該レースにおける ペース、レース全体ラップ、3分割ラップなど)

詳細版

2021 菊花賞 過去ラップ一覧 詳細版
(過去10年の当該レースにおける 好走各馬のラップバランス、ラスト5ハロンラップの解析など)

阪神大賞典 過去ラップ一覧

簡易版

2021 菊花賞(阪神大賞典 過去ラップ一覧 簡易版
(過去10年の当該レースにおける ペース、レース全体ラップ、3分割ラップなど)

詳細版

2021 菊花賞(阪神大賞典 過去ラップ一覧 詳細版
(過去10年の当該レースにおける 好走各馬のラップバランス、ラスト5ハロンラップの解析など)

今年の菊花賞は変則での阪神開催。
京都大賞典・秋華賞に続いて、
距離据え置きで競馬場のみの変更なので
一応、例年の菊花賞の過去ラップも掲載してあります。
まぁ参考にはしづらいと思いますが。。

あとは、
開催時期や年齢条件、レースのグレードが違いますが、
唯一の同コース重賞である『阪神大賞典』の過去ラップ。

まぁしかし、
このレースは頭数が揃いにくいんですよね。。
なので、コレをそのまま参考にして良いのかすら
微妙です。
なかなか難しいですね。。

簡易版を見ると
ペースはバラバラ。
道悪の時を例外としても
超スローから平均まで様々です。

まぁあまり
前後半差や5F・3Fで分けてどうこう
という話をすべきではないのかも知れません。

レース上がりタイムは、
35秒以上かかっていますね。
馬場状態に関わらず
35秒台後半から38秒まであります。

詳細版を見ると
好走位置取りタイプは、
やや後ろ優勢。
ただ、阪神大賞典は少頭数が多い条件なので
多頭数になる今回は
コレをこのまま鵜呑みにして良いかも微妙です。

Aタイプの逃げ粘りは散見されますが、、
どうでしょうかね。 
Bより前が1頭以上残っている年が8階。
…ん~。。    


ラップ適性解析表

2021 菊花賞 ラップ適性解析表
(出走各馬の血統、配合評価、ラップ適性総合評価、位置取り指数/タイプ、馬場適性、ラップ適性を表記しています。)

ラップ解析解析表・ラップパターン評価一覧の意味や見方はコチラ

今回は、Monarch から8パターンも提示されました。
かなり多いですね。
こういう感じになるだろうとは思っていましたが。。
最近続いている変則開催のヤツですわ。。
致し方ありません。

発現確率は、
Aパターンが 約23%
Bパターンが 約18%
Cパターンが 約12%
Dパターンが 約10%
Eパターンが 約 9%
Fパターンが 約 7%
Gパターンが 約 5%
Hパターンが 約 4%

となっています。

合計しても100%に満たないですが
まぁ…変則開催のなせる業ですね;;
想定外の可能性も十分ある …と。

今回は、
A・Bの発現確率がやや高くはありますが
それよりも割れ加減の方が気になりますので
高確率パターンは多少重視しながらも
全体のバランスを見たいところです。

一覧を見ていくと、
まず
上位パターンの印が目立つ
セファーラジエル
※登録段階では数値にエラーがあり、
 評価がややズレました。

A・Bの両方に重い印が入っている
唯一の馬
オーソクレース

Aが最上位評価で
全体的な印の数も一番多い
ステラヴェローチェ

A・Eに重い印が付いている
アサマノイタズラ

Aパターンのみですが
重い印の
レッドジェネシス

Aでは言い訳程度の印ながら、
C・Eで高評価の
エアサージュ

Aは低評価ながら
A・Bの両方に印がある
ディヴァインラヴ・ヴァイスメテオール

Aは無印ながら
重い印が2つある
モンテディオ・ヴィクティファルス
アリーヴォ・グラティアス
ロードトゥフェイム・ワールドリバイバル

あとは、
印が2つながら、
重い印は1つしかない
ディープモンスター・ノースザワールド

印が2つながら、
どちらも下位評価となっている
タイトルホルダー

Gのみ最上位評価の
ヴェローチェオロ
※登録段階には少しエラーがあり
 最終的な解析では評価が少し変わっています。

という感じです。

いずれも一長一短で
判断が非常に難しくなっています。


ラップバランスチャート

2021 菊花賞 ラップバランスチャート
(出走各馬のラップバランスチャートとレースのラップバランスチャートを重ねて比較したものです。)

ラップバランスチャート一覧の意味や見方はコチラ

このレースも、いつも通り適合率の高さが好走とリンクしやすいハズ…ですが、
同条件の同レースとしての検証は、変則開催のため出来ません。

ただ、思いの外…適合率の高い馬が集結しているようで
そこまで大きくズレた馬はほぼいないようです。

まず
適合率が抜けて高いのは、
ノースザワールド・レッドジェネシス

次いで
セファーラジエル・アサマノイタズラ
ヴィクティファルス・モンテディオ
オーソクレース・エアサージュ
この辺りまではかなり適合率が高いようです。

それに続く
アリーヴォ・ヴェローチェオロ
辺りから少し怪しくなり、

ステラヴェローチェ・タイトルホルダー
ワールドリバイバル・ロードトゥフェイム
辺りも特に悪くはないのですが
上位と比べると開きが大きくなってきます。

       


馬場適性一覧表

2021 菊花賞 馬場適性一覧
(血統的な判断や実際の成績ではなく、あくまで数字上、計算上の指数であり、『高速馬場』・『時計のかかる馬場』のどちらでパフォーマンスを上げる可能性が高いかをソフトが示した一覧です。)

馬場適性一覧の意味や見方についてはコチラ

上位であればあるほど、高速馬場がプラスに働く可能性が高い
下位であればあるほど、馬場重化がプラスに働く可能性が高い
です。
(ダートの場合は、馬場重化 = 高速化 なので逆になりますが。)

上位の馬は高速馬場が得意
下位の馬は重馬場が得意
ではありません。

  


菊花賞(2021)総評

ラップ適性総合評価

ラップ適性総合評価の扱い方についてはコチラ

解析結果を総合して
Monarch が最も適性を評価した馬は
セファーラジエル
となりました。

次点の高評価馬は
オーソクレース

アサマノイタズラ


以下

ステラヴェローチェ

レッドジェネシス
ディヴァインラヴ
モンテディオ
ヴァイスメテオール
エアサージュ

ヴィクティファルス
ディープモンスター

ノースザワールド
ロードトゥフェイム

アリーヴォ
ワールドリバイバル
グラティアス
ヴェローチェオロ
タイトルホルダー

といった順になります。

  


先週の回顧や最近の調子など

さて
先週は、
府中牝馬ステークス
大穴の台頭こそなかったものの
人気馬総崩れで中穴のみの決着。

秋華賞は、
1倍台に人気をかぶったソダシが
ぶっ飛んだものの
それに続く2・3・4番人気で決まるという
準ガチガチ決着。

どちらも、
マトリクスを見ると案外納得の結果ではあるものの
府中牝馬ステークスは軸馬の選定がやや難しく

秋華賞の方は全然欲しくない組み合わせ
というコトで
個人的な馬券では収穫がありませんでした。

一部、公式LINEで公開したデータの通りにはなりましたが
それとて、特筆すべきほどのコトではなく。。

アカイトリノムスメについては
桜花賞とオークスの成績を考えれば
まぁ次はこの馬の番だよね
というコトで納得感のある勝利でした。

ラップや展開、
ゲートにぶつけて歯ぐきから出血&歯がグラグラ
などなど
ソダシの敗因については
色々言われますが、、
そのどれもが正解であって
どれもが間違い。

というと語弊がありますが

要するに、
実際のところ
本当の原因は
永久に誰にもわからない

なってしまうんですよねぇ。。

アクシデントがどれだけの影響を与えたか
もしその要因が除かれたらどうなっていたか
ってのは
検証のしようがありませんので。

どれだけ説得力のある説明も
その説を明確に証明する手段はありません。

本当の正解が分からない
というのはツラいトコですが
残念ながら
それが競馬です。

なので、
それぞれが勝手に考察して
勝手に結論付けるしかない
と。

ソダシは本質的にはマイラーだから
そんな馬にとって
今回のラップは厳しかった
という話は、
説明によっては割と納得感があります。

賢い馬だから
全力で走っていない
という話もまぁ
分かる気がします。

単純に、歯をぶつけたから
という話も
結局前歯は折れてこそいませんでしたが
元来、お馬さんは全員胃潰瘍持ちだ
なんて言われるほど繊細な生き物ですから
影響が大いにあったと考えるのは
十分理に適っています。

まくってくる馬
あるいは
まくれる状態の馬がいなかった
という展開に関する回顧の話が
結構面白かったんですが、

いずれにも説得力がある、
というコトは
それらが総じてソダシにマイナス影響を与え
結果、圏外に飛んだ
と。
いうコトで
個人的には腑に落ちています。

ゲートがしんどかったり
ズル賢さを見せたりするなら
将来的にも不安は残りますが…
一定以上の実力があるコトは
証明されているだけに…
勿体ないですねぇ。。
あくまで、
走らせる人間側目線ですが
今後どうなるでしょうか。


さて、ご愛顧いただいている 公式LINE の配信ですが、
ご存じない方に説明しておきますと
基本的なコンテンツは、
週末(主に日曜日)に1回、タイムライン上に流れてくる
穴馬データ等の情報です。
登録時の挨拶以外に
コチラからメッセージ等が発信されるコトは恐らくありません。

たまに、bot かどうかを怪しまれる方がいらっしゃいますが
自動メッセージの返答は今のところ設定されていませんので
bot ではありません。
LINEの向こうには私ヨルゲンセンがおります。
仮に bot のような形で自動返信があったとしても
それは 公式LINEの仕様と言いますが
そういう設定が可能なシステムなので
bot だから怪しいというようなコトもありません。

LINEのタイムライン上に流れてくる情報に関しましては
Monarch が通常ブログで公開している解析情報とは、
別物になります。

ブログで公開しているモノが
基本となるメインコンテンツですが
実際の Monarch の全貌を考えれば
公開情報は膨大な総量の極一部であり
内容も、ラップ解析がベースです。
(ブログで全てを公開しないのは、
 秘匿しているのではなく
 情報量が膨大過ぎて分かりにくい
 &紹介しきれないだけですw)
一方のLINE配信では、
ココには書いていないデータ分析情報などを紹介しています。
最近は特に、ラップ解析だけでは拾いにくい穴馬を
データの観点からピックアップしています。

元々は、メッセージで一斉送信を行っていたのですが、
ありがたい話で急激に登録者が爆増した関係で
登録者が一気に1000人を超え
1500人にまで膨れ上がっているので
もはや一斉送信を月に1回流すコトすら
できなくなりましたw
(公式LINEの仕様上の問題)

初めは、登録者が200人に到達した時点で、
もう新規登録は制限しようかと考えておったのですが
公式LINEには、皆さんと交流したり
ご質問やご意見、ご希望などを集める用途もありますんで
現状は新規加入には特に制限を設けず、
定期配信はタイムラインで行う形に変えて継続しております。

タイムライン上での配信になると
コレまでよりも情報が見づらくなる上に、
情報発信のタイミングも確認しづらくはなると思うのですが
なにぶん、無料で行っているモノですので
ご理解いただければ幸いです。

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解析雑感と血統見解

さて、
いよいよ
菊花賞です。

昔から毎度言っておりますが
血統マニアの私が
とても好きなレースです。

一時期は、
母父バクシンオーと
母父ストームキャットで
決まったりなんかして
あぁ… 菊花賞はもう終わったな。。

なんて思ったコトもありましたが

2017年の泥んこ菊花賞で
◎本命だったクリンチャーが2着
▲単穴だったポポカテペトルが3着

再び菊花賞らしい血統の馬が激走。
2桁人気が⒉頭好走で
息を吹き返しました。

まぁ、
それでも最近は
結局のところ
直線のスピード勝負!感はあったりして
イマイチと思う部分もあるんですが、、

今回は条件替わりで
阪神芝3000mという。。

血統的な見立ても
いつもとは変える必要がありそうな上に
変則開催で解析の信頼度も落ちる
と。

どうしようもありませんねwwww

解析結果の適性総合評価順に
各馬について雑感を述べていきますと…

   

まず
適性総合評価で最上位だったのは
セファーラジエル

この馬のデータには
元々少しエラーがあったので
最終的な解析結果で少し変化はありましたが
しかしまぁ、そこまで大きな影響はなく、、

極めて微妙な差ではあるのですが
この馬が1番手評価となりました。

まず、データ的に
順張り傾向のある菊花賞では
前走で着外に負けている馬を重視するのは
悪手なんですケドね。。

この馬の血統に関しては
まず父のキズナが王道。
しかしながら
母方はマイナー。

マイナーと言っても、
日本で大量に存在するターントゥなワケですが
普通、日本でターントゥを持っている馬は
だいたいサンデーかロベルトを経由しています。

もちろん、それらを経由しない馬も
(ロージズインメイ・タイキシャトル等)
いるにはいますが
多くはありません。
もっと言うならば
それらの馬とてヘイローは経由しているのですが
この馬はそれすら無し。

そういう意味で非常にマイナーです。。

更に母系を遡ってみても
マイナーのナスルーラ系。

日本では、
サクラバクシンオーなどのプリンスリーギフト系
トニービンなどのグレイソブリン系
バゴなどのレッドゴッド系
ミルリーフなどのネヴァーベンド系
シアトルスルーなどのボールドルーラー系
ナスルーラを持っている馬は
だいたいこの辺りを経由していますが
そのいずれにも該当しないナスルーラ。

やはりマイナー。

もう1つ遡るとボールドルーラー。

さらにもう1つ遡るとウォーアドミラル。
コレも日本ではマイナーのマンノウォー系。
(父系で有名なのはカルストンライトオ)

マイナーまみれです。

普段の菊花賞では、
結構、マイナー血統が走るんですよねぇ。。

ヤマニンセラフィム産駒とか
ミスキャスト産駒とかね。。

今年がまたそうなるかどうかは分かりませんが、
母系がマイナー血統にまみれている点に関しては
菊花賞ポいと言えば菊花賞ポいです。

   

次がオーソクレース
前走は、ケガの長期休養明けで散々舐められた末
見事に好走しました。

というコトは、
先程挙げた順張り傾向とは合致する馬ですね。

この馬の血統に関しては
まず、母のマリアライトでしょう。

これだけで、タフな条件も非根幹距離も
なんでもござれ
といった印象です。

そこにエピファネイアですからね。。

元々、菊花賞は、
ロベルト買っておけば当たるレースでした。

見事にど真ん中をいく血統です。
(今年はコース違いますが…。。)

しかもこの馬、
サンデーサイレンスのクロスが…
奇跡の血量なんですね。。
(今はあまりそういう言い方しないのだろうか)

しかも、
サドラーズウェルズのクロスもあり
阪神大賞典でもよく走るディープ持ちで
その奥がエルコン。
更に奥がリヴァーマン。
まぁ母がマリアライトなんで当たり前ですが
見るからに重厚です。

スタミナの裏付けも十分で
フツーにコレなんぢゃねぇの?ww

と思わせてくれるような血統構成
という印象です。

   

お次は、
アサマノイタズラ
前走でも言った通り、
元は、スプリングステークスで最上位指名されて激走した
Monarch のお手馬です。

さらには、
前走でLINE配信のデータ穴馬に指名されて
またもや激走。

これまた、順張り傾向とも合致します。

血統的には
ヴィクトワールピサ×キングヘイロー×オペラハウスで
例年の菊花賞ならばフツーに買う馬です。

2017年にクリンチャーに注目したのと同じ理由ですね。

まぁ、コチラは
ロベルト持ちではないので
そこまでバリバリではないのですが
ダート志向性と血統的なスタミナ補完は
十分な印象です。

まぁ、、
何度もいうように
今年は例年と条件違うんですケドね。。

   

ステラヴェローチェ
前走、不良馬場で見事勝利。

まぁ、スタミナ的な裏付けは
実績的にも十分でしょう。
順張り傾向にも合致します。

しかし吉田隼人さん…
2週連続でGⅠに一番人気で騎乗するんですねぇ。。
エラくなりましたなぁ。。

この馬は
前走を頑張って勝った分の
反動がどうか
ですね。
ヨーロピアンな父からは
叩いて良し
という印象も受けるのですが
母父のディープからは
フレッシュな方が好感を持てる印象です。

このコース自体は
ディープ×欧州スタミナ型が良さそうなので
それでいうと配合はピッタリ。

母系の奥の方に
菊花賞といえば! の
ロベルトも持っています。

能力的な裏付けと
スタミナの裏付けは十分ありますから
あとはやはり
反動がどうか
でしょうか。

    

レッドジェネシスは、
ディープの黄金配合と言いますが
ベタベタなニックス。
というか
日本最強とアメリカ最強を掛け合わせたという
ゴリ押し配合
と言っても良いかも知れません。

凱旋門賞の時に公式LINEで書いたヤツです。
キズナなんかが、典型例の
日本で最も王道の配合。
クラシックに帳尻を合わせてくるタイプの血統です。

今回と近い条件の
今年の天皇賞・春を好走した
カレンブーケドールも
似たような配合となります。

母系をもう少し深堀りすれば
レッドジェネシスの方が
やや重厚なんですが。

まぁ、
それはそれとして
この馬も、
問題は反動ですかね。

ステラヴェローチェとの比較で言えば
この馬は、モロに反動が出るタイプの配合です。

このコースで走れるタイプの血統ではありますが
反動がどうか
という点だけが
マイナスというか
心配なポイントですね。。

   

ディヴァインラヴ
順張り傾向に合致する連勝馬。

配合は
オーソクレースと同じ
エピファ×ディープ
というコトで
この馬もサンデーが奇跡の血量です。

例年の菊花賞ならば
とりあえずロベルト買っときゃ当たる
ってコトで
問答無用の買い
となります。

その辺はどうなんですかね。。

オーソクレースと違うのは
オーソクレースの方が、
母系を遡ると欧州型のスタミナ要素が重厚に入っているのに対し
ディヴァインラヴの方は、
ブロードブラッシュにクラフティプロスペクターと
明らかにアメリカ型が埋め込まれた母系。

ただまぁ、
このコースで好走する為のベースになる血統構成は
十分に確立されている馬だと思われます。

      

モンテディオは、
前走、
公式LINEのデータ穴馬配信で指名され
見事激走したお手馬。

血統的には、
ジャスタウェイ産駒が
長距離に向いてるかは…
個体に依るとは思いますが
好走率自体は高いですし
その上のハーツクライが
トニービン系サンデーで
スタミナ型の構成なので
ある程度血統的にそれは引き継いでると見て良いだろうとは思っています。

ジャスタウェイの母父はワイルドアゲインなんで
アメリカ型なんですが
その上はハイペリオンですからね。
スタミナ補完はある程度できていると見て良いかと。

母父はグレイソヴリンですが、
トニービンではなくカロの方。
その上はリボー。
さらにその奥はインテント(マンノウォー)。

なので
母方は
どちらかと言うと
アメリカ寄りで
特に菊花賞らしさを強く感じるポイントもないですかねぇ。。
個人的には。

まぁこの馬も
反動に関しては一考の余地があるとは思います。

好走馬なので
順張り傾向には合致してますケドね。

        

ヴァイスメテオール
少し間隔が空いていますが
前走で同世代の重賞である
異名:残念ダービー
を勝っているので
順張り傾向には合致します。

血統的には
キンカメ×キングヘイロー×トニービン×リボー×ヌレイエフ

母系のスタミナ補完は出来ている気がしますし
ダンシングブレーヴにトニービンが入ってるなら
とりあえず走れて不思議無いかな
とか思ったりはします。

ただ、個人的には
特別、今回の菊花賞で買いたい要素が入っている
という感じでもないですし
これぞ!!
という感じには
今一歩足りない気はしています。

        
エアサージュ
前走で、今回に近い距離を勝ってきている馬。
順張り傾向にも合致します。

血統的には
ダイナフォーマー(ロベルト)ですから
例年の菊花賞ならば黙って買い
となる馬。

母方は
エンパイアメーカー×ゴーンウエストで
ミスプロのクロスもあって
ミスプロミスプロしてますねぇ。。

サンデーやキンカメなどの
王道要素が入っていない点には
ややマイナスな印象を持ってしまいます。

父はややそれッポいんだケドも
母方にいまいちピンと来ない
といったところでしょうか。

      

ヴィクティファルスは、
前走で適性は評価されていましたが
惜しくも5着に終わった馬。
順張り傾向からすると
やや微妙です。

血統的には
ハーツ×ガリレオ×シルバーホーク×ニニスキ×ボールドルーラー
なので

スタミナ型サンデーとして
父方にサンデーとトニービンを擁しており、
母方にサドラーズウェルズ、ロベルト。
ニジンスキーもあって
サドラーとリファール経由のノーザンダンサークロス。

ん~…
それッポいですねぇ。。

ベースとしては
サンデー系で、
父方にトニービンも持ちつつ
母方にロベルトはありますし
サドラーなどその他のスタミナ補完要素も併せ持ち、
菊花賞らしさも
このコースで走れる要素も
持っている印象です。

オーソクレースと同等か
それ以上に、今回合いそうな気はしています。

       

ディープモンスター
ダービー大敗からの直行。
順張り傾向からは大きくハズれますが
血統的には
恐らく間隔が空いてフレッシュな方が良いのでしょう。

配合は
ディープ×ダンチヒ×ディキシーランドバンド

ディープ×ノーザンダンサー
という意味では
このコースで好走馬を出している形ではあるのですが
イマイチ、母系でのスタミナ補完要素が
ハッキリ見えてこないような気もして、、

もうチョット重厚さがあったらイイんだケドな
というふうに
思ったりはします。

他に、血統的にもっとそれらしい馬がいるので
敢えて コレ!
という感じではないですかねぇ。。
個人的には。

    

ノースザワールド
ギリギリ滑り込みで出走が決まった馬。
2勝クラスをギリギリ勝てず
という臨戦ですが
順張り傾向には一応合致。

この馬も
ディープ×ジャイアンツコーズウェイですから
レッドジェネシスと同じ王道配合です。

クラシックに帳尻を合わせてくるタイプの血統ですから
やや遅れてココで完成!
というのもパターンとしてはアリですが
母系のさらに奥が
サンダーガルチ。
その奥はハイペリオンですが
更に奥はプライベートアカウント(ダマスカス)。

結構アメリカンで
菊花賞的なスタミナ補完要素がイマイチ感じられません。

さらには、上でも語った通り
反動が出るタイプの血統構成なので
使い詰めてイイ気は…
個人的にあまりしません。

     

ロードトゥフェイムは、
前走2勝クラスを勝ってきているので
順張り傾向には合致します。

血統的には
父マツリダゴッホ…。。

マツリダゴッホは
自身はそれなりの距離をこなし
非根幹距離でもかなりの適性を見せていたので
それッポいと言えばそれッポいんですが、、
産駒にそこまでのイメージは無いんですよねぇ。。

まぁ、そういう条件を走っている仔が
そもそもほとんどいない
という
母数の問題があるとは思うんですが。

まぁそれはともかくとして
母方が
ホワイトマズル×マルゼンスキー×マッチェム…で
一応欧州的なスタミナ補完要素も見えつつ
しかし今回の菊花賞で
そこまで強調できる感じでもなく…
っていうのがね。

サンデー×欧州型ノーザンダンサー
というザックリした見方では
悪くないんですが
この条件が絶好!
という感じの印象は
特に持ちませんねぇ。。

   

アリーヴォは、
前走で2勝クラスを勝利し
連勝中ですんで、
当然順張り傾向には合致します。

血統については
父ドゥラメンテがキンカメになりますが
この馬はアドマイヤグルーヴの仔でもありますんで
サンデー・トニービンの血も持っているコトになります。

なので、父方は必要な要素を持っている気がするのですが

母方は
ストームキャット×ファピアノ×リローンチ
なので
とってもアメリカン。
菊花賞的なスタミナ補完要素が
イマイチ感じられません。

父がその要素を一応持っている
と言えばそうなのですが、、
他にもっとそれッポい馬がいるので
敢えて血統的にコレが良い
とは…
個人的になりませんかねぇ。。

     

ワールドリバイバルは、
前々走でヴァイスメテオールの2着までは来ていますが
0.4秒差でそれなりの負け。

前走は、2桁着順で1秒以上の負け。
なので、
順張り傾向からはハズれてしまう馬です。

血統的には
エピファ×タキオン×ジャイアンツコーズウェイ×サンダーガルチ×アルザオ

何度か出てきているロベルト系のエピファネイアに
母系でサンデー系要素を補完していますから
必要な要件は一応備えている印象です。

まぁ、その奥に関しては
非常にアメリカンなので
スタミナ補完要素は薄いのですが
まぁディープインパクトを出した牝系
というか
ディープの姉の曾孫ですから
うっっっっっすらですが
ディープ要素も持っているコトにはなるかも知れませんw

この馬の血統に関しては
父と母父の配合が
最初に挙げた
2017年10番人気2着の
クリンチャーの配合を丁度逆にしたような形なので
まぁ例年ならば一考の価値アリ
といった印象ですかね~。
まぁ雑な判定の仕方ではありますが。

なので、菊花賞っポさは一応あります。

というコトで
コレを執筆している金曜朝段階の予想オッズの如く
17番人気のままレース発走
となるならば
買ってみる価値はあるかな
と思ったりします。

     

グラティアス
連勝で京成杯を制して以降、負け続きですんで
順張り傾向からはハズれてしまいます。

血統的には
ハーツ×リザードアイランド×サドラー

その奥は
懐かしのプリンスキロに
なんとターントゥを経由しないロイヤルチャージャーという…
今時なかなかお目にかかれない血統w

ハーツは何度か出てきているので
繰り返しになりますが
トニービン系サンデーですから
サンデー系でありつつ
父方でトニービンを擁し、
母父が欧州型のダンチヒ。
その奥がサドラー。

欧州型のスタミナ補完要素は
十分感じられる配合になっています。

個人的には
敢えてコレを狙いたい
という程には思わないのですが
十分それらしい血統構成かな
とは思いますね。

    

ヴェローチェオロは、
前走で2勝クラスを勝ってきた馬ですから
順張り傾向には合致します。

血統的には
みんな大好きゴルシちゃんですよ。。w

私が
昔やっていた
POGで、
初めてクラシックを勝った指名馬ですよ。
私個人の競馬史上
最高のお手馬と言ってもイイ。
それがゴールドシップです。

っとまぁ
それはさておき
配合に関しては
ゴルシ×タイキシャトル×ストームキャット。
その奥はなんと
ノーザンダンサーを経由しないニアークティックですよwww
今時なかなか見れねぇwww
もう一段奥はグレイソヴリン。

というワケで
母方はどっちかというと
スピード志向性が強い印象。
むしろスタミナ要素は父方にあるかな
といった感じです。

前走で2200m勝ってますし
ゴルシの仔というだけで
距離的には問題ない気もしますし
十分菊花賞らしい気もするんですが

血統全体を眺めると
そこまで強調点があるとも言い難いな
といった印象で…
やはり
敢えてココを狙いたい
とは
個人的に思わないですかねぇ。。

    

最後はタイトルホルダー
この馬は、前走で人気を背負ってぶっ飛び
目も当てられない大敗。

というコトなので
当然順張り傾向からはハズれます。

血統的には
父ドゥラメンテ。
上に書いた通りです。
キンカメですが
サンデーとトニービンを共に持った馬。

問題は母。
メーヴェですよ!!
メーヴェ!!

別にナウシカの話がしたいんじゃないです。

この母には、
現役の時から注目していました。

公式LINEに登録されてる方はご存じの
凱旋門賞の時に語った配合の馬です。

モティヴェーター×シャーリーハイツ

つまり、
サドラー×ミルリーフ

欧州で最も主流となる王道配合です。

日本とは真逆と言っても良い性質のこの配合で
日本の芝でオープンクラスまで勝利して
重賞にもちょこちょこ顔を出していた馬でしたから
ポテンシャルは結構なモノがあったと言ってイイでしょう。

つまり
欧州的なスタミナ補完要素は十分です。

ちなみに、この母系のさらに奥は
ビーマイゲスト×トゥルビヨン×マッチェム。
特別菊花賞らしくはありませんが
個人的には
母の名前だけで、もう十分です。

この馬自身は長距離向きじゃないとか
馬体からすればステイヤーじゃないとか
色々見方はあるようですが
血統的にはスタミナ要素十分です。

菊花賞らしいかと問われれば
そこまで「いかにも」とは思いませんが
思い入れの分も含めて
タフな条件で走ってくれれば
イイなとは思っています。

ただまぁ…
前走大敗でも
執筆時点の予想オッズ(木曜夜~金曜朝段階)では
8倍台の4番人気なんで…

別に、人気で買いたくはないんですよねぇ。。

なので、
母は好きですし
血統自体に興味はありますが
馬券的には特に食指は伸びないですww

Monarch が判定する適性に関しては
正直未知数な点が多く
有って無いような評価なので
低くても特に気にする必要はないかと。
(まぁそれに関してはいつもですが)

とにかく
個人的な思い入れでアレコレと書きましたが
特に買いたくはないですwww
少なくとも人気になるならば。

      

というコトで、、
毎年、菊花賞については
解析とは別で
血統についてアレコレと好き放題に語るんですが…
何度も言うように
今年は例年と条件が違いますんでねぇ。。

もちろん、
同じ3000mですから
その距離を走り切れるスタミナと言いますが
そういった要素は必要でしょうし
そういう部分を見る手はあるんでしょうケド
別にゴリゴリのスタミナ血統が走るワケでもないですしねぇ。。
最近は特に。

最初に語った通り
母父バクシンオーと母父ストームキャットで決まったりするぐらいですからw

例年の菊花賞で走る血統に思いをはせつつ
阪神芝3000m以上で走る血統も考慮しつつ
ってやってれば
まぁ、何かしら見えてくる気はしますかね。

それなりに良さげな馬は多いんですが
いかにも!
っていう馬は
さほど多くはないので。

って言ってもねぇ…
別に毎年
「いかにも!」
って馬が走るワケでもないんですよねぇ。。

と、
ゴチャゴチャ言っててもアレなんで
この辺で〆ておこうかと思います。

最初に書いた通り
好きなレースですんで
是非とも当てていきたいんですが
例年の個人的な傾向からいくと
あまり血統に固執すると
裏目に出る
って感じですかねwww

さて、どうなりますでしょうか。


菊花賞 マトリクス

ラップ適性マトリクス

ラップ適性マトリクスの見方についてはコチラ

2021 菊花賞 ラップ適性マトリクス
当該レースのラップ適性マトリクス

※ステラヴェローチェが極端な位置にいる関係で
 他の馬が下に寄って見にくくなっているので
 分かりやすいように、
 この馬を省いた図も用意してみました。

2021 菊花賞 ラップ適性マトリクス3
ステラヴェローチェを省いた菊花賞のラップ適性マトリクス

ハイブリッド指数一覧

ハイブリッド指数のランキング表が欲しいという希望が多数ありましたので、
それを受けて一覧を公開するコトに致しました。
ハイブリッド指数の高い馬をピックアップしたり、
単純に上位馬だけでベタ買いしてみたい方は
以下の表をご参照下さい。

簡単な形で出力しただけなので、
他に表記の仕方や見やすい形の希望などがありましたら
お気軽にご意見下さい。
可能な限り対応します。

2021 菊花賞 ハイブリッド指数
ラップ適性マトリクスに表示されている各馬の、ハイブリッド指数一覧です。

適性指数一覧

ハイブリッド指数のランキング表に加え、
適性指数も見たいという希望が複数ありましたので、
それを受けて一覧を公開するコトに致しました。

コレは、一見すると
『適性総合評価』との違いが非常に分かりにくく
公開するコトで、混乱を来す可能性が高くなるので
今まで出し渋っていましたが、
ラップ適性マトリクスをベースに予想したい方にとっては
この適性指数の並びも気になるというコトだったので
私個人としては気が進まないのですが
動画やブログの視聴者の希望を重視して
公開に踏み切りました。

適性指数と適性総合評価の違いについては
ラップ適性マトリクスの概要の方で
簡単に書いてありますので
そちらをご覧下さい。

要するに適性指数の方が、
機械的で万能さに欠け、
適性の本質を突き損ねている可能性がある
といった感じですね。
なので、
適性指数の並びと
適性総合評価の並びが
一致していないコトが多々あります。

ちなみに
数値が飛び抜けているから どう とか
差が大きいから どう というようなコトは
あまり無いのではないかと思っております。

あとは、
もちろん競馬ですから
適性総合評価の方がハマるコトもあれば
適性指数の方が
実際の結果と連動しているように見えるコトもあるでしょう。

しかし、
一応、開発者としては
純粋に適性が見たいならば
適性総合評価をご覧いただくか
想定ラップパターン毎に各馬を評価している
ラップ適性解析表をご覧いただいた方が良い
と考えています。

ただ、明確な理由
(『マトリクス中心で予想を組みたい』等)がおありでしたら
コチラの適性指数を使っていただいたら良いかと思います。

と言うか、
ココの情報は
皆さんの使い方次第ですので、
どんな意図があろうが
どういう形でこの情報を予想に組み込もうが
各自の自由なんですケドねw

色々な予想法を考案していただければ
私としても嬉しい限りです。

とにかく、
先程述べた注意点だけ
頭の隅に置いておいていただければと思います。

2021 菊花賞 適性指数
ラップ適性マトリクスに表示されている各馬の 適性指数一覧です。

          

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2021.10.24(日)菊花賞のデータ自動印と全てのレース(新馬・障害除く)のハイブリッド指数と自動予想印・一部特別戦のラップ解析情報はコチラ

2021.10.23(土)富士Sデータ自動印と特別戦の解析・全てのレース指数結果はコチラ

富士ステークス(2021)Monarch による解析結果はコチラ

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