ラップ解析ソフト Monarch によるラップ分析の公開情報です。位置取り想定、ラップ適性、ラップバランスチャート、馬場適性の各種解析項目と Monarch が下した適性総合評価を公開しています。
今週のその他のレース情報
札幌２歳ステークス（2021）Monarch による解析結果はコチラ
目次
小倉２歳Ｓ（2021）各種解析結果
位置取り指数ランク
見ての通り、ソリッドグロウが位置取り指数トップで、補助値も１位となっています。
キャリア１戦・２戦の馬ばかりが集まる２歳戦なので不安定ではありますが、
一応、この馬が Monarch の想定Ａタイプとなっています。
２位以下のショウナンマッハ、ブレスレスリー辺りも
補助値と変わらない並びなので、若駒戦としては安定している方であると言えます。
小倉２歳Ｓ 過去ラップ一覧
簡易版
詳細版
簡易版を見ると
ペースは小倉の短距離らしく、前傾が基本です。
過去10年のウチには馬場が渋った年も散見されますが、
それらも含めて、レーステンタイムは概ね33秒台となっています。
レース上がりタイムも概ね一定で、ほぼ全ての年で35秒台となっています。
好走位置取りタイプは、全体的に見てやや後ろ寄り。
Ｃタイプ以下が２頭以上馬券になっている年が全体の７割で、
Ａタイプの逃げ粘りは、2013年の１回しかありません。
ラップ適性解析表
※ラップ解析解析表・ラップパターン評価一覧の意味や見方はコチラ
今回、Monarch からは３パターン提示されました。
が、今回は珍しく発現確率最上位のパターンに該当馬が居ませんでした。。
まぁ、若駒戦では十分にあり得るコトなんですが。
発現確率はそれぞれ
Ａパターンが 約47％
Ｂパターンが 約37％
Ｃパターンが 約12％
となっています。
今回は、高確パターンに該当馬がおらず、普段の２歳戦以上に不安定ですが、、
こうなると、次点のＢパターンを参照するしかありません。
もちろん、複数印を獲得している馬にも注目です。
唯一２つ印が入っているのは
インプロバイザーのみ。
Ｂパターンに印が入っている馬は全て同位評価で
ショウナンマッハ、エトワールジェンヌ。
Ｃパターンのみ該当している馬は
ナムラクレア、シュンメキラリ、スリーパーダ
ブレスレスリー、アネゴハダ
と、多いですが、
デュガのみ、実は評価が適正ではありません。
エラーではなく仕様なのですが、
本来の評価はもう少し低いです。
非常に細かい話になるので
詳細は省きますが；；
ラップバランスチャート
このレースは、他のレース同様、適合率の高さが好走率とある程度リンクします。
キャリアが極端に浅い馬ばかりなので、不安定さは残りますが、
さすがに1200ｍ戦だけあって、２歳戦でもある程度似たような形状の馬が集まっています。
適合率が高い馬を順に挙げると、
ショウナンマッハ。
この馬がまず抜けています。
次いで
インプロバイザー、ソリッドグロウ、シュンメキラリ
と続きます。
ちなみに、このラップバランスチャートも
デュガは、実際の評価と少し違うのですが、
エラーではなく仕様なので、致し方ありません。
正確性を期する表示も可能なのですが、
実はそれをしてしまうと、個体チャートが消えるコトになるんです。
それでは、さすがに分かる情報が皆無になるので
やや誤差はありますが、公開している個体チャート（赤色）で出力しています。
馬場適性一覧表
上位であればあるほど、高速馬場がプラスに働く可能性が高い
下位であればあるほど、馬場重化がプラスに働く可能性が高い
です。
（ダートの場合は、馬場重化 = 高速化 なので逆になりますが。）
ただしコレは、あくまで相対評価であって、
各馬の馬場適性を固定化するモノではありません。
ご注意を。
※
要するに
「下位だからこの馬は重馬場が得意！」
「上位だからこの馬は高速馬場が得意！」
というコトではない
という意味です。
小倉２歳Ｓ（2021）総評
※
記事の最後に、
試験的にですが新たな視覚情報として【ラップ適性マトリクス】を公開しています。
実力・実績の要素を出来る限り排除した『ラップ適性総合評価』は、
穴馬を導き出すのには非常に有効ですが
結局どの馬を買えば良いのが分かりにくいので
能力的な評価を示す『ハイブリッド指数』を加え、散布図として出力しています。
気になる方はご覧下さい。
参考までに。
ラップ適性総合評価
解析結果を総合すると
ソフトが最も適性を評価した馬は
インプロバイザー
となりました。
次点の高評価馬は
ショウナンマッハ
エトワールジェンヌ
以下
シュンメキラリ
スリーパーダ
ナムラクレア
ブレスレスリー
ソリッドグロウ
デュガ
アネゴハダ
といった順になります。
先週・前日回顧など
さて驚異の６週連続指名爆穴激走の後は
２週連続の３重賞で適性総合評価１位の馬が４着となった Monarch 。
定位置に戻って来た感がありますね。。ｗ
キーンランドカップは、
ラップ適性総合評価１位のカイザーメランジェが
まさかの10番人気4着。。
ラスト、一瞬勝ったかと思ったよ。。
レイハリアに抜けれらたのはともかく
最後の最後に外から来た２頭に交わされたのはショックが大きかった。。
ただ、この外から突っ込んできた２頭
エイティーンガールとセイウンコウセイは
いずれもラップ適性は高評価の馬で
マトリクスでも高評価になっている馬でした。
なので、
悔しいかな
Monarch 的には納得。
幸い、馬券はなぜか普段あまり買わない馬単が入り
しかも、普段買う場合でも絶対に頭を人気薄で組み立てるのに
今回はたまたま人気がある方を頭に据えたら
コレが見事にハマったという。。
ラッキーでした。
まぁ、レイハリアは頭があるだろうと見たからなので
テキトーに買ったワケではないんですが。
カイザーメランジェが残していれば、
しっかり本線で入っていたとは思うんですが、、
Monarch 的にも、馬券的にも、上々ではありました。
#ヨルゲンセン馬券#キーンランドカップ
— ヨルゲンセン＠競馬AI_Monarch（上半期回収率709%） (@Dimenticaci) September 3, 2021
珍しく馬単買って
しかもそれが入ったｗ
いつも人気薄が頭なのに。#ラップ解析ソフトMonarch
のブログ情報で
新規公開のマトリクスがいきなりドはまりして#エイティーンガール#セイウンコウセイ
が好走。
無敵。#キーンランドＣ#キーンランドC#競馬AI pic.twitter.com/6jLHPIAqOE
ご愛顧いただいている LINEの配信ですが、
ご存じない方に説明しておきますと
内容としては、週末（概ね日曜日）に１回、穴馬データや人気馬データ等が流れてくるだけのモノです。
ブログで公開している Monarch の解析情報は膨大な総量の一部なので
ココには書いていないデータなどを小出しにしています。
（ブログで全てを公開しないのは、秘匿しているのではなく情報量が膨大過ぎて紹介しきれないだけですｗ）
ありがたい話で徐々に人が増えてきて登録者が３桁になったのですが、少々問題もありまして…
あまり人が増えすぎると、通常通りの配信ができなくなる可能性があります。
なので、今後さらに人が増加した場合は、新規登録を制限するかも知れません。
情報を出し惜しみたいのではなく、、
無料でメッセージ配信できる人数が限られているので
１ヶ月に４・５回の配信が全員に対して出来なくなりそうになった時は、
新規の友達追加を制限するコトになると思われます。
まぁ、200人ぐらいまでは大丈夫だと思うんですがね。
気になる方は、早めに登録しておいていただければと思います。
解析雑感
さて、小倉２歳ステークス。
くどいようですが、
２歳戦は基本的に不安定。
ただし、札幌2歳Ｓよりは
芝1200ｍの方が単純なので、
分かりやすい結果が出る可能性が高いです。
ただ…
今回はラップ適性でAパターン該当馬がいないんですよねぇ。。ｗ
解析結果に関してですが
最上位評価の
インプロバイザーは、
唯一ラップ適性で２パターンに印が入っている馬。
マトリクスでも良い所に陣取っています。
今回はAパターンの該当馬がいないと書きましたが、
Bパターンに該当している馬は、インプロバイザー以外に
ショウナンマッハ、エトワールジェンヌ。
ショウナンマッハの方は超人気。
一方のエトワールジェンヌは超人気薄。。
非常に対照的です。
マトリクスを見ても、ショウナンマッハは良い所に陣取っています。
エトワールジェンヌはハイブリッド指数が最も低いようで
人気が無いのには納得です。
シュンメキラリ以下は
適性的にさほど差はありません。
その点は難しいですね。。
ただ、他の馬は、
ナムラクレア、ソリッドグロウ、デュガ、
ブレスレスリー、スリーパーダなど、
いずれも、マトリクスではハイブリッド指数が比較的上位に位置しています。
その辺が参考になるかも知れません。
新潟２歳はそれなりにハマっていましたが
小倉も札幌も頭数は10頭
で、特に小倉２歳はあまり荒れるイメージもなく…
配当妙味はやっぱり無さそうですが、、
せめて穴馬１頭は走り込んで欲しいですねぇ。。
さて、どうなりますでしょうか。
小倉２歳Ｓ マトリクス
※適性総合評価と適性指数は算出法が少し違います。そのため、適性指数は総合評価の順位通りに配置されないコトが多々あります。
札幌２歳ステークス（2021）Monarch による解析結果はコチラ
