解析結果まとめ
以下は予想段階の情報です。
ラップ解析ソフト Monarch によるラップ分析の公開情報です。位置取り想定、ラップ適性、ラップバランスチャート、馬場適性の各種解析項目と Monarch が下した適性総合評価を公開しています。
※現在、各種解析項目も最新のモノに更新されています。
古い解析情報しか表示されない場合は、
ブラウザのキャッシュをクリアする等して
Webページに最新情報が表示されるように
してみて下さい。
今週のその他のレース情報
2022.3/20(日)スプリングS解析結果のブログ未公開データ、調教解析、午後レースの自動データ印とハイブリッド指数(新馬・障害除く)+一部特別戦のラップ解析情報はnoteで公開されています。
阪神大賞典(2022)Monarch による解析結果はコチラ
フラワーC(2022)Monarch による解析結果はコチラ
ファルコンS(2022)Monarch による解析結果はコチラ
目次
スプリングS(2022)各種解析結果
位置取り指数ランク
このレースは
想定位置取りタイプに多少の傾向はありまして
過去5年の好走馬を
想定位置取りタイプで分けて見ると
A 1/5頭 複勝率20%
B 4/15頭 複勝率27%
C 4/11頭 複勝率38%
D 0/10頭 複勝率 0%
E 6/24頭 複勝率25%
となっており
Dが全滅していますが、
コレに関しては
Dだからダメ
というコトは無いと思います。
前と後ろで言えば
やや前優勢?というか
中団から前寄りという感じの印象で
複勝率で見るとCが目立つようです。
ちなみに、
それ以前で路盤改修以降の2年(2016・2015年)を
見てみると
A 0/2頭 複勝率 0%
B 1/5頭 複勝率20%
C 3/4頭 複勝率75%
D 1/4頭 複勝率25%
E 1/8頭 複勝率13%
という感じなので、、
2年分だけでどうこう言うのもアレですが
近5年同様に、想定Cタイプがあからさまに目立っています。
で
コレを
路盤改修以降の過去7年全てで総合してみると
A 1/ 7頭 複勝率14%
B 5/20頭 複勝率25%
C 7/15頭 複勝率47%
D 1/14頭 複勝率 7%
E 7/32頭 複勝率22%
という感じなので
やはり想定Cタイプが抜けていますね。
母数が多いので複勝率は目立ちませんが
十分に数はいるので想定Eタイプも悪いとは言えず
その間にいるDタイプも
数は少ないですが
やはりDだからダメ
というようには言いづらく、、
A・Bも特段悪くはない
といった印象でしょうか。
スプリングS 過去ラップ一覧
簡易版
詳細版
ラップ適性解析表
ラップ適性・詳解版
※ラップ解析解析表・ラップパターン評価一覧の意味や見方はコチラ
今回、Monarch から提示されたパターンは5つでした。
やや多いですが、
非根幹の中距離なので、
こんなもんと言えば、こんなもんでしょうか。
細かい展開分けについては
ややスコアが変わるA・Bの分を出しています。
Bパターンについては、表層的な印に違いがありませんが
スコアの変動が小さいだけで、細かくは評価が変わっています。
想定ラップパターンの
それぞれ発現確率は、
Aパターンが 約47%
Bパターンが 約21%
Cパターンが 約12%
Dパターンが 約10%
Eパターンが 約 9%
となっています。
このレースは
ラップ適性スコアの高い馬が比較的好走しやすくなっており
昨年、旧ブログで公開した解析結果からも
ラップ適性上位だったアサマノイタズラが7番人気で2着に好走しました。
近5年では、2017年のみ
そこまでスコアの高くない馬で決着してしまったのですが
それ以外の年では
ラップ適性スコア75以上の馬が好走していました。
具体的には
好走数 6/15頭 複勝率40%
なので、
さすがに若駒戦なだけあって
スコアの高い馬だけで決着する
というコトはないのですが
スコアの高い馬
つまりは
印の多い馬や
より高確率パターンでより上位の印を獲得している馬
というのが
好走しやすいというコトは言えそうです。
ラップバランスチャート
チャートを四重にしているので、
チョット見にくいかも知れません。
元々は、
当該レースラップと
出走馬のレースラップを重ねたモノを出していましたが
上記のチャートは、その上に
当該レース好走馬の自己ラップと出走馬の自己ラップを重ねています。
このレースは、
チャートの適合率(左上の値)も
それなりに高い馬の方が走りやすく
具体的には
毎年必ず好走している基準が78以上で
好走数 6/15頭 複勝率33%
71以上で
好走数 9/15頭 複勝率38%
62以上で
好走数 11/15頭 複勝率31%
となっています。
ちなみに
その他の過去5年の好走馬は
56,48,47,46を計時していたので
好走馬15頭が全て
そこまでの範囲内に入っていた
というコトになります。
自己ラップバランスの適合率(右上の値)も
レースラップバランス程ではないですが
一定以上の数値を計時している馬が
よく走っています。
具体的には
73以上を計時している馬が毎年必ず好走していて
好走数 10/15頭 複勝率30%
ほぼ差がないですが
72以上で
好走数 11/15頭 複勝率31%
64以上で
好走数 13/15頭 複勝率30%
ちなみに
それ以外の過去5年の好走馬は
42 というのと ほぼゼロの馬がいたので、、
極端に低いから絶対ダメというコトはなさそうですが
殆どの好走馬が
一定以上の数値を計時していた馬
というコトにはなっています。
ちなみに好走しやすい形状としては
よくあるヤツですが
赤チャートの上がりが青チャートよりも大きい馬。
コレが6ポイント以上になっている馬
というのが毎年必ず好走していて
具体的には
好走数 7/15頭 複勝率33%
基準を下げると 3以上で
好走数 10/15頭 複勝率31%
その他の好走馬は
1.9、1.3、1.3、で
残り2頭は赤チャートの上がりが小さかった馬
というコトになっています。
自己ラップバランスチャートの上がりの部分が大きい馬
(緑チャートが紫チャートよりも大きいの意)
というのも、毎年必ず好走していて
具体的には2ポイント以上で
好走数 7/15頭 複勝率29%
特段良い値ではないですが
毎年必ず好走馬を出しているので
注目してみる価値はあるかも知れません。
ちなみに
この形状に関しては、
赤チャートほどではなく
その他の過去の好走馬は
1.9、1.5、0.3、で
それ以外の5頭は
緑チャートがやや小さい形状の馬
というコトになっています。
馬場適性一覧表
上位であればあるほど、高速馬場がプラスに働く可能性が高い
下位であればあるほど、馬場重化がプラスに働く可能性が高い
です。
(ダートの場合は、馬場重化 = 高速化 なので逆になりますが。)
上位の馬は高速馬場が得意
下位の馬は重馬場が得意
ではありません。
馬場適性で毎年必ず好走馬を出している基準としては
指数62以上の馬
具体的には
好走数 8/15頭 複勝率29%
殆ど差がありませんが
61以上というコトにすると
好走数 9/15頭 複勝率30%
50以上にすると
好走数 13/15頭 複勝率33%
その他の過去の好走馬は
48,43というコトになっているので
極端に低い値を計時している馬の好走は
近年にはないというコトになります。
その他・特注項目
このレースは
いずれの項目も
特段優れた好走率を示しているモノはないのですが
一応、高機動高変速値を紹介しておきます。
毎年必ず好走している値は
前走値23以上で
好走数 10/15頭 複勝率24%
前走値19以上で
好走数 12/15頭 複勝率24%
前走値16以上で
好走数 15/15頭 複勝率27%
なので
過去の好走馬は全てこの範囲内に入っている
というコトになっています。
最大値で見ると
毎年必ず好走している値は35以上で
好走数 10/15頭 複勝率34%
32以上で
好走数 13/15頭 複勝率31%
31以上で
好走数 14/15頭 複勝率30%
さらに
過去5年の好走馬最低値は26
というコトになっています。
平均値で見ると
毎年必ず好走している値は27以上で
好走数 9/15頭 複勝率29%
24以上で
好走数 11/15頭 複勝率26%
21以上で
好走数 12/15頭 複勝率25%
さらに
その他の過去5年の好走馬は
16,12.1、4.1 というコトになっています。
スプリングS(2022)総評
ラップ適性総合評価
解析結果を総合して
Monarch が最も適性を評価した馬は
オウケンボルト
となりました。
次点の高評価馬は
ビーアストニッシド
ソリタリオ
以下
ディオ
サトノヘリオス
ドーブネ
アルナシーム
アライバル
アサヒ
エンギダルマ
グランドライン
トーセンヴァンノ
サノラキ
といった順になります。
先週の回顧や最近の調子など
#中山牝馬ステークス
— ヨルゲンセン@競馬AI_Monarch(上半期回収率709%) (@Dimenticaci) March 16, 2022
機動力条件ギリギリ合致の
15番人気#クリノプレミアム
マイナス条件クリアの
12番人気2着#アブレイズ
ラップ適性条件合致の#ミスニューヨーク
ただ
本線ではなく#スライリー 届いてれば…
という#競馬AI#競馬AI_Monarch#ラップ解析ソフトMonarch#ヨルゲンセン馬券 pic.twitter.com/PPEJDt8jD1
解析雑感や血統見解・データ等
さて、
今週は3日間開催で
平地重賞が4つ。
んでもって
日曜日はその内2つ。
というワケで…
スプリングステークスに関しては
昨年が、穴馬アサマノイタズラを綺麗に炙り出せたので、、
今年も同じようにいって欲しいところです。
解析結果からは
分かりにくい部分もありそうですが
普段動画で紹介しているような
検証データについては
ガチガチに絞り込めるワケではないケドも
比較的分かりやすい結果が出てきている印象なので
思考のベースはそこに頼りたいと思います。
その辺の、検証データとか
同じく動画で普段詳解しているような
ラップ適性マトリクスの傾向、
調教適性・自動データ印など、
ブログ未公開情報は
いつも通り noteの方で公開しております。
細かい数字を見たい場合も
データのダウンロードにも対応してますんで
必要な方は
そちらでご覧ください。
とりあえず
ブログで公開されている解析結果を見る限り
人気寄りのところでは
ソリタリオ
ビーアストニッシド
人気が薄そうなところで
オウケンボルト
ディオ
という感じでしょうか。
ビーアストニッシドは
走っても走っても人気しないタイプの馬ですが
ココでやっとこさ人気してきましたねw
この馬には重賞で2度
穴馬としてお世話になりましたんで、、
一定、思い入れもあります。
まぁ、
このレースは
クラシックのトライアル
というコトで
適性云々よりも、実力云々
というコトを重視すべき面もあるかも知れませんが
それはまぁ、Monarch の専門ではないので。
あとは、
人気馬がある程度堅実に走る傾向もありますが
穴馬が走り込む余地も
例年、1枠はありますし
上手くいけば穴馬の枠が2つぐらいあっても不思議無いので
いつも通り
人気薄の台頭には期待したいところです。
さて、どうなりますでしょうか。
スプリングS マトリクス
ラップ適性マトリクス
ハイブリッド指数・適性指数一覧
ラップ適性マトリクスの縦軸の値であるハイブリッド指数のランキング表です。
ハイブリッド指数の高い馬をピックアップしたり、
単純に上位馬だけでベタ買いしてみたい方は
左側の表をご参照下さい。
右側の適性指数のランキングも
希望が複数ありましたので、
現在は公開しておりますが
本来は、
『適性総合評価』との違いが非常に分かりにくく
混乱を来す可能性が高くなるので
公開は渋っておりました。
一応、開発者としては
純粋に適性が見たいならば
適性総合評価をご覧いただくか
想定ラップパターン毎に各馬を評価している
ラップ適性解析表をご覧いただいた方が良い
と考えています。
ただ、明確な理由
(『マトリクス中心で予想を組みたい』等)がおありでしたら
コチラの適性指数を使っていただっても良いかと思います。
適性指数と適性総合評価の違いについては
ラップ適性マトリクスの概要の方で
簡単に書いてありますので
そちらをご覧下さい。
簡単に言えば
マトリクスの適性指数の方が、
機械的で万能さに欠け、
適性の本質を突き損ねている可能性がある
といった感じですね。
なので、
適性指数の並びと
適性総合評価の並びが
一致していないコトが多々あります。
まぁ、競馬なので…
適性指数の方がハマるコトもあれば
適性総合評価の並びの方がそれらしいコトもあるとは思いますが。
とにかく、
先程述べた注意点だけ
頭の隅に置いておいていただければと思います。
今週のその他のレース情報
2022.3/20(日)スプリングS解析結果のブログ未公開データ、調教解析、午後レースの自動データ印とハイブリッド指数(新馬・障害除く)+一部特別戦のラップ解析情報はnoteで公開されています。
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