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第56回(2021)札幌2歳ステークス 予想【AIラップ解析】

札幌 芝1800m G3

ラップ解析ソフト Monarch によるラップ分析の公開情報です。位置取り想定、ラップ適性、ラップバランスチャート、馬場適性の各種解析項目と Monarch が下した適性総合評価を公開しています。

今週のその他のレース情報

新潟記念(2021)Monarch による解析結果はコチラ

小倉2歳ステークス(2021)Monarch による解析結果はコチラ

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札幌2歳S(2021)各種解析結果

位置取り指数ランク

(出走各馬の位置取り指数です。文字通り当該レースにおけるそれぞれの馬の位置取り(脚質)順をソフトが想定したものです。『指数』という言葉に釣られて、一般によくあるスピード指数などのいわゆる『強さ』の指標と勘違いされる方が非常に多いですが、全く違いますので注意。)

位置取り指数・位置取りタイプの意味や一覧の見方はコチラ

見ての通り、クリノメガミエースが位置取り指数トップで、補助値も1位となっていますが
実はこの数値はかなり怪しいです。

一応、クリノメガミエースが想定Aタイプとなっていますが、
2位のトップキャストの方が本来的な逃げ確率は高くなっています。

ただ、そもそもキャリア1戦か2戦の馬が多い2歳戦なので、
どちらにしても、信頼度は高くありませんw

  

札幌2歳S 過去ラップ一覧

簡易版

簡易版 (過去10年の当該レースにおける ペース、レース全体ラップ、3分割ラップなど)

詳細版

詳細版 (過去10年の当該レースにおける 好走各馬のラップバランス、ラスト5ハロンラップの解析など)

簡易版を見ると
ペースは全体的にややスロー寄りの平均といった年が多いようですが、
近3年はハイペースになっています。

レース上りタイムは、2012年のみ34秒台となっていますが、
それ以外はペースに関わらず全て36秒以上。

詳細版を見ると
好走位置取りタイプは明確に後ろ寄り。
Bタイプより前が2頭以上好走したのは函館開催だった2013年と昨年のみ。
それ以外は全てCタイプ以下が2頭以上馬券になっています。

                             


ラップ適性解析表

(出走各馬の血統、配合評価、ラップ適性総合評価、位置取り指数/タイプ、馬場適性、ラップ適性を表記しています。)

ラップ解析解析表・ラップパターン評価一覧の意味や見方はコチラ

今回は、Monarch からは8パターンも提示されました。

が、下位の2パターンは該当馬が居なかった上に発現確率も低かったので
削除して出力しています。

例年、このレースはこんな状態で、明確な評価がしづらいんですよね。。;;

発現確率は、
Aパターンが 約19%
Bパターンが 約18%
Cパターンが 約12%
Dパターンが 約11%
Eパターンが 約10%
Fパターンが 約9%
となっています。

今回は、いずれのパターンも発現確率が低めで、
そもそも発現確率が設定されているパターンの数が多過ぎるという状態。
誰が見ても、明確な優劣を付けづらいと思います。
それは Monarch 自身も同じです。

ただ、1つ注目すべき傾向がありまして…
実は、いずれかのパターンに1つでも印が入っている馬は
上位入線しやすいんです。

なので、発現確率や印の数を細かく見ずとも、
印の入っている馬さえ確認できれば、
予想の参考になり得ます。

唯一2つ印が入っているのは
トーセンヴァンノのみ。

Aパターンで印が入っているのは
クリノメガミエースのみ。

Cパターンのみ該当している馬は
エーティーマクフィのみ。

Eパターンは、
ユキノオウジサマ

Fパターンは
アスクワイルドモア

参考に、昨年を例に出しますと
いずれかのラップパターンに印が入った馬が8頭いたのですが、
その中の5頭が掲示板を埋めるという結果になりました。
人気は、2・5・1・12・9。
馬券になったのは比較的人気の3頭でしたが、2桁人気の馬でも掲示板まで走り込めています。

     


ラップバランスチャート

(出走各馬のラップバランスチャートとレースのラップバランスチャートを重ねて比較したものです。)

ラップバランスチャート一覧の意味や見方はコチラ

このレースは、よくある他のレースと違い、適合率の高さが好走率とあまりリンクしません。

というか、さすがに若駒戦、
みんな好き放題の形状をしていますw

ただ、好走しやすい形状というのはあって
極端に上がり寄りの三角形を形成している馬は
よく例年よく走っています。

一応、まず適合率が高い馬を順に挙げると、
アスクワイルドモア
この馬は抜けています。

次いで
トップキャスト
となっています。

一方、近年好走率が高いのは、
ユキノオウジサマ・ジオグリフ
のような形状。

次点としては、
リューベック・ダークエクリプス

オンリーオピニオンも悪くはないですが、
ココまで三角形が小さくなると、やや微妙です。

            


馬場適性一覧表

(血統的な判断や実際の成績ではなく、あくまで数字上、計算上、『高速馬場』・『時計のかかる馬場』のいずれに向くかをソフトが示した一覧です。)

馬場適性一覧の意味や見方についてはコチラ

上位であればあるほど、高速馬場がプラスに働く可能性が高い
下位であればあるほど、馬場重化がプラスに働く可能性が高い
です。
(ダートの場合は、馬場重化 = 高速化 なので逆になりますが。)

ただしコレは、あくまで相対評価であって、
各馬の馬場適性を固定化するモノではありません。
ご注意を。


要するに
「下位だからこの馬は重馬場が得意!」
「上位だからこの馬は高速馬場が得意!」
というコトではない
という意味です。

  


札幌2歳S(2021)総評


記事の最後に、
試験的にですが新たな視覚情報として【ラップ適性マトリクス】を公開しています。
実力・実績の要素を出来る限り排除した『ラップ適性総合評価』は、
穴馬を導き出すのには非常に有効ですが
結局どの馬を買えば良いのが分かりにくいので
能力的な評価を示す『ハイブリッド指数』を加え、散布図として出力しています。
気になる方はご覧下さい。
参考までに。

ラップ適性総合評価

ラップ適性総合評価の扱い方についてはコチラ

解析結果を総合すると
ソフトが最も適性を評価した馬は
トーセンヴァンノ
となりました。

次点の高評価馬は
ユキノオウジサマ
アスクワイルドモア

以下

エーティーマクフィ

クリノメガミエース

ジオグリフ
リューベック

トップキャスト

ダークエクリプス
オンリーオピニオン

といった順になります。

  


先週・前日回顧など

さて驚異の6週連続指名爆穴激走の後は
2週連続の3重賞で適性総合評価1位の馬が4着となった Monarch 。
定位置に戻って来た感がありますね。。w

新潟2歳ステークスは、目も当てられない程ガッチガチだったので
配当妙味は皆無でしたが、
初公開のラップ適性マトリクスは悪くなかったですし、
ラップ適性の総合評価も割と的を射ていました。

1位評価のコムストックロードが12頭立ての9番人気だったのが
なんとも無念でしたが。。
1・2・3番人気で決まられてしまっては
穴党にはどうしようもありません。
まぁ、穴馬が拾えなかったワケではないので
あまりショックは大きくない結果でした。

馬券が獲れなかったワケでもないですしね。


ご愛顧いただいている LINEの配信ですが、
ご存じない方に説明しておきますと
内容としては、週末(概ね日曜日)に1回、穴馬データや人気馬データ等が流れてくるだけのモノです。
ブログで公開している Monarch の解析情報は膨大な総量の一部なので
ココには書いていないデータなどを小出しにしています。
(ブログで全てを公開しないのは、秘匿しているのではなく情報量が膨大過ぎて紹介しきれないだけですw)

ありがたい話で徐々に人が増えてきて登録者が3桁になったのですが、少々問題もありまして…
あまり人が増えすぎると、通常通りの配信ができなくなる可能性があります。
なので、今後さらに人が増加した場合は、新規登録を制限するかも知れません。
情報を出し惜しみたいのではなく、、
無料でメッセージ配信できる人数が限られているので
1ヶ月に4・5回の配信が全員に対して出来なくなりそうになった時は、
新規の友達追加を制限するコトになると思われます。
まぁ、200人ぐらいまでは大丈夫だと思うんですがね。
気になる方は、早めに登録しておいていただければと思います。

  
LINE配信例 8/15 小倉記念
LINE配信例 8/8 エルムS

        


解析雑感

さて、札幌2歳ステークス。
何度も言うように
2歳戦は不安定ですが
Monarch はどれだけ情報が不足していても
管轄外である地方や海外のレース以外は
一定の答えは出してくれますので
何かしらのヒントを出してくる以上、
我々はそれを参照するだけです。

解析結果に関してですが
最上位評価の
トーセンヴァンノは、
唯一ラップ適性で2パターンに印が入っている馬。
マトリクスでも良い所に陣取っています。

ラップ適性のところで、
パターンに限らずとにかく印が入っている馬が好走する傾向があると書きましたが
その観点で言えば

エーティーマクフィ、ユキノオウジサマ、
アスクワイルドモア、クリノメガミエース、
コレらは外せないという理屈になります。

その中では、
エーティーマクフィがマトリクスでは良い位置取り。

ユキノオウジサマが良好なチャート形状。

アスクワイルドモアはチャートの適合率が最上位の馬。

クリノメガミエースは、Aパターンに印が入った唯一の馬。

となっています。

ジオグリフ、リューベックは、
無印ですが、チャートは好走しやすい形状に近くなっています。

本来ならば、キャリア1戦や2戦の馬を捕まえて
適性がどうのこうのという判断はできないハズなんですが
新潟2歳はそれなりにハマっていましたし
期待はしたいところです。

頭数も少ないですし、
配当妙味はやっぱり無さそうですケドねぇ。。
馬券圏内3枠のウチ、1つぐらいは穴馬用に空けてもらえないか。。

さて、どうなりますでしょうか。


札幌2歳S マトリクス

縦軸が能力や調子をベースにした指数、横軸が適性をベースにした指数、つまり単純に考えれば右上にいくほど有力というコトになります。
※適性総合評価と適性指数は算出法が少し違います。そのため、適性指数は総合評価の順位通りに配置されないコトが多々あります。

          

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